突然ですが、トゥースフェアリーをご存知ですか?
トゥースフェアリーは「抜けた歯の妖精」といわれ、
アメリカ・イギリス・オーストラリアなど、広い地域で親しまれている存在です。
子どもの歯が抜けた夜、枕の下やベッドサイドに抜けた乳歯を置いて寝ると、
寝ている間にトゥースフェアリーがやってきて、乳歯をコインやプチギフトと変えてくれるそうです。
もちろんサンタクロース同様、トゥースフェアリーの正体は“お父さん・お母さん”が担うのですが、
歯が抜けるという「成長イベント」を子どもたち自身が喜びに変換できる、とてもポジティブな習慣だと思います。
なぜ乳歯がコインに?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
時は金なりと同様に、歯も金なりという世界共通の認識が現れているのではないかな?
と私なりに考察しています。
日本ではお子さまの乳歯が抜けた時、永久歯がまっすぐ生えるようにと親の願いを込め、
歯を屋根や縁の下に投げる習慣がありますが、昨今の住宅事情で屋根や軒下がないご家庭の場合、トゥースフェアリーの言い伝えを取り入れてみるのはいかがでしょう?
ちなみに抜けた乳歯を再生医療に活用するという取り組みも行われているようです。
今後が楽しみですね。